「それが知りたかった!」をお届けします

「買ってよかった!?」TicWatch Pro 10日間使用レポート。

前回、年始早々にレビューしたTicWatch Pro。
開封してから10日間程が経ちました。

初めてのスマートウォッチということもあり触っているだけで楽しいです。
今回はTicWatch Proの使用レポートをお届けしていきます。

良かったところ、微妙なところ素直に書いていきます。

前回の開封レビューがまだという方は是非コチラもどうぞ

遂に手に入れました。TicWatch Pro 開封レビュー

10日間使ってみるにあたって

まず、これから検証もかねて10日間使うので事前の設定をとチェックする項目を見ていきましょう。

設定はスマートモード

TicWatch Proには「スマートモード」と「エッセンシャルモード」と2つのモードがあります。

「スマートモード」は本来のスマートウォッチとしての使い方です。


カラー液晶で各アプリを動かし、通知を受け取るための機能。
「スマートモード」という名前ですが、ベーシックモードみたいですね。

「エッセンシャルモード」はTicWatch Pro独特のモードです。
TicWatch Proには実はディスプレイが2層搭載されています。
「スマートモード」で使用するOLEDディスプレイと、「エッセンシャルモードで使用する」FSTNディスプレイの2つです。
FSTNディスプレイはG-SHOCKなどで見られるようなデジタル時計みたいなモノクロ液晶で使う機能です。

「スマートモード」「エッセンシャルモード」2つのモードを持つTicWatch Proですが今回筆者は「スマートモード」で対応します。
「エッセンシャルモード」のみだと本当にただの時計のみの機能になってしまう模様です。
なので設定は基本のスマートモードで使ってみます。


TicWatch Pro スマートウォッチの詳細はコチラ

試したいこと

せっかく手にしたスマートウォッチなので、確認したいこと・試したいこともたくさんあります。

  1. 文字盤を変えたい
  2. スマホの通知はちゃんと来るのか?
  3. バッテリーはどれだけ持つのか?
  4. 運動する時はどう使うのか?
  5. 便利なアプリは?

この5項目を中心に見ていきましょう。

検証1 文字盤(フェイス)を変えたい

スマートウォッチと言えば、色んな文字盤(フェイス)を楽しめるのも一つかなと筆者は思っています。
Apple Watchが出と時も、それが一つの売りでしたよね。
TicWatch Proでは文字盤変更はどうなのか見ていきましょう。

標準の文字盤が多い

TicWatch Proには標準で25個の文字盤がありました。

これだけあれば自分の好みが1つは見つかるでしょう。
この一覧の中からいくつか紹介してみます。

デジタル時計風

クオーツ時計風

天気(画像は曇りを表現)

Google Fit

あくまでも時計として時間の見やすさを優先するデザインや見た目をよりオシャレにする文字盤などなどバラエティ豊富ですね。
その日の気分次第で文字盤を変えて楽しむことが出来るでしょう。

ちなみに筆者はというと、先ほど紹介したGoogle Fitの文字盤が気に入っています。
時間が見やすいのと、時刻表示のすぐ下にあるアプリのショートカット、文字盤周辺でその日の運動量が分かる、など利便性が高いです。

Google Fitについては後程、運動で使う場面でも紹介いたします。
お楽しみに。

文字盤(フェイス)は追加することも可能

更に、TicWatchはGoogle Playから文字盤を追加することもできます。
有料、無料と様々ありますがより機能的な文字盤や個性的な文字盤を探すのも楽しみですね。

筆者も一つインストールしてみました。

それがこちらの文字盤です。

『Chrono』という文字盤で有料でしたがこれもイイです。
見た目はそれこそG-SHOCK風のデジタル時計ですが、この中にたくさん機能が隠されています。
文字盤の中央列には右から天気、スケジュール、歩数計がありタップすると連動するアプリが起動します。
更に、文字盤の四隅にアプリのショートカットを配置できます。

使いそうなアプリをとりあえず配置してみました。
右上から時計周りに「カレンダー」「Spotify」「Google Fit」「電卓」という風に配置してみました。
文字盤から必要なアプリをすぐに起動できるのは非常にいいですよね。

先ほど紹介した標準のGoogle Fitと悩みますが、それこそ気分に合わせて使い分けてみたいと思います。

Chrono Watch Face

Google Play で手に入れよう

検証2 スマホの通知はちゃんと来るのか?

続いてスマートウォッチの代表機能である通知機能をチェックしてみましょう。

スマートウォッチを筆者が買った一番の理由と言っても過言でありません。
スマホに届く多数の通知が来る度にポケットから出すのが面倒です。
かと言って、通知を切ると仕事の連絡など見落とす可能性もあるのでそうもいきません。
ということでスマートウォッチを活用したかったのです。

スマートウォッチで通知内容を確認して不要不急でない限りスマホを出さない様にするのです。
これは誰かと一緒にいる際のマナーにもつながるかもしれませんよね。

と、この機能に対する期待感は結構高いです。
見ていきましょう。

LINEの通知

スマホを使っている中一番使うであろうアプリと言えば、LINEですね。

筆者はプライベートでの利用がほとんどですが、お仕事でも使われている方も多いです。
送信者や内容まで見れるのかチェックしていきましょう。

モザイクですみませんが、送信者も文章全文しっかり見れてます。
思っていた以上の結果にビックリです。
ちなみに文末まで見ていくと、「返信」のボタンもあります。

「返信」を押すとマイク、絵文字、キーボードのボタンがあります。

ただし、絵文字とキーボードは正直使い物にならないかもです。
というのも、絵文字は絵文字を一つ書いたら送信、伝わりません。
キーボードは細かすぎて打てず、スマホを出した方がマシです。
唯一、マイクを使って返信するのはありかもしれません。

しかし、マイクも音声で短文送信なので、「わかりました」程度の返事でよければできます。
相手によって使い分けていきましょう。

ちなみに、LINEといえばスタンプ機能がありますよね。
これは見れるでしょうか。

残念、見れませんでした。
スタンプで送られてくる内容って急ぎでない限りは見なくても支障は無い様にも感じますが、せっかくなら見たかったですね。
しかし、文章が全文見れることは収穫でした。

他SNS関係のアプリの通知

その他、筆者が使用している主なアプリでGmail、Twitter、Facebookなどなどコミュニケーションのアプリです。
これらもしっかり通知だけでなく中身も見る事ができました。

画像はGmailの通知です。
LINE同様に本文までに見る事が出来ています。

通知で一番必要とされるSNSなどの連絡通知が届いた点は評価できますね。
電車の中の人混み、スマホを出せない状況でも通知内容を見れるので見逃しも防げます。

検証3 バッテリーはどれだけ持つのか

TicWatch Proはバッテリー性能の高さを謳っています。
「スマートモード」で2~5日、「エッセンシャルモード」のみで最大30日というバッテリー性能です。
さて、実際のところはどうなのでしょうか?

今回は「スマートモード」のみで検証してみます。
TicWatchにはバッテリーが一定量を下回ると「エッセンシャルモード」のみになる省電力機能もありますが、今回はそれをしません。
純粋に「スマートモード」のみで2日間持つのかを検証します。

スタートから9時間30分

バッテリー残量 62%

日中からスタートし、様々な通知をスマーウォッチでチェックしました。
また、Chatworkというコミュニケーションアプリにある通話機能を使いTicWatchで通話したので結構電池が減っています。
半日以下でこの減り具合は非常に不安・・・
(けど、TicWatchで通話が出来ることが分かったのは思わぬ発見でした)

スタートから12時間

バッテリー残量 42%

先ほどから続けてChatworkでの通話少しが続き、気づけば42%です。
これは厳しい気がしてきました・・・

スタートから24時間

バッテリー残量 31%

何とか丸一日は持ちました。
けど、通知は相変わらず届くのでその中でこの電池の減り方は思ってたより持ってますね。
昨日使ったChatworkでの通話が響いてますね。

けど、1日で70%減であれば物理的に48時間は困難と言えます。
さて、どこまで続くのか

スタートから●●時間で終了

何と、スタートから45時間が過ぎてまだ電池が残ってました。

バッテリー残量 2%

 

この後更に約1時間後には電池が完全に切れました。
ということで、最終結果は46時間持ちました。

序盤の通話機能を従来通りスマホで使っていれば更に電池は伸びたでしょう。
スマートモードのみでガシガシ使っての結果なので、TicWatch Proの電池性能は中々いいです。

充電も早い

先ほどの電池切れ状態からTicWatchを充電をしてみました。
なんと、約1時間で100%になりました。

朝起きて、充電開始して、身支度してほぼ充電完了ということも出来ますね。

ちなみにTicWatch Proには専用のUSB充電ホルダーのみでUSB充電器は付属しません。
なので、この充電速度はお手持ちの充電器にもよります。
筆者はスマホと兼用でANKERの充電器を利用しています。

ANKER 充電器の詳細はコチラ↓


Anker PowerPort 4 (40WUSB急速充電器) 【iPhone&Android対応/折りたたみ式プラグ搭載】(ホワイト)

検証4 運動する時はどう使うのか?

どんどん行きましょう。

続いて、TicWatchを使って運動です。
最近の筆者、体(重)に気を遣っております。

少しでも運動を、そしてそのモチベーションを保つためにも記録を取ろうと決めました。

筆者が使用したのは標準で入っているGoogle Fitというアプリです。
(ちなみにTicWatchには標準でTicExerciseというメーカーオリジナルのアプリもあります。)

Google Fitは名前通りGoogleが提供するフィットネスアプリです。
TicWatchが届く少し前からスマホに同アプリを入れていたのでコチラを使っていきます。
(入れただけで使えてなかったんです)

Google FitのインストールはコチラからGoogle Play で手に入れよう

テストでウォーキングしてみた

まずは手頃なウォーキングから
初めてみます。

Google Fitを起動し、「エクササイズ」を選択します。

続いて「ウォーキング」を選択します。

「ウォーキングを開始」でスタートです。

エクササイズ中は経過時間・歩行距離など経過情報が表示されます。

エクササイズで取得したデータはスマホで確認が出来ます。

この様にして取得した運動データーはスマホのGoogle Fitにも同期されます。

移動距離、消費カロリーなど細かいデータが見れます。
2枚目の画像を見るとなんと心拍数も確認できます。
これはスマーウォッチを付けた恩恵ですね。

この様に色んなエクササイズに挑戦して自分の記録を伸ばしていくのも楽しいです。
そして健康づくりに活かせるのはスマーウォッチの大きな魅力ですよね。

次はランニングに挑戦しようと思います。
(果たして・・・)

検証5 便利なアプリは?

TicWatchを使った中で便利なアプリはあったのか見ていきます。

予定リスト(Googleカレンダー)

最近は日頃の予定をGoogleカレンダーで管理しています。
スマホやパソコン、一方で予定を入れておけば端末で同期されていつでもスケジュール管理が出来るのでとても便利です。

TicWatch Proでは「予定リスト」という記載になっていましたが、それがGoogleカレンダーでした。
ここからこの後の予定など見ることが出来ます。

予定の確認をすぐに出来る。
スマホを出せば見れると言えば見えます。
しかし、見れるチャネルが増えること、またスマホよりも更に簡単に手元で見れるのは便利だと感じました。

Googleアシスタント

「OK Google」でお馴染になってきたGoogleアシスタントです。
TicWatch Proでもこれが使えるんです。

Androidスマホに話しかけるのと同じ様に
「OK Google」と言ってみます。
すると・・・

「ご用は何でしょう?」
と返ってくるので、指示を出します。

「○○さんに電話をリマインダーに設定してください」
「明後日の12時にランチを追加して」

など、主に思いついた予定などを入れるのが筆者は一番使えました。

使って感じた微妙な瞬間

バッテリー性能の高さ、通知もしっかり来るなど機能面でいいと感じるTicWatch Pro。
続いて、多少でも微妙だなと感じた部分を正直にお伝えしていきましょう。

タップしていないところが反応した

10日間使っていて、2回だけですがタップしていない箇所が反応したことがありました。
小さい画面なので筆者の操作ミスの可能性もあります。
が、下を押したはずなのに上にあるボタンが反応したのはちょっと不自然でした。

ただ、10日間みっちり使ってのこの2回のみなので気にはしていません。
今後頻発すうるようであればメーカーさんと相談してココに追記していきます。

Google PayはあるけどNFC・・・

TicWatch Proに標準で入っているアプリの中にGoogle Payがあります。
「お、時計で決済できる!」
って期待したんですが、結果は不可。

というのも、日本で販売されているTicWatch ProでGoogle Payを起動しても利用不可で返されます。
おまけに規格がNFCです。
これは海外ではメジャーな通信規格なのですが、日本ではFelicaという別規格がメジャーになっています。
ということで、スマーウォッチでお支払いはTicWatch Proでは残念ながら叶いませんでした。

スマートウォッチ単体で音楽が流せない

TicWatch Proに対応する音楽アプリはメジャーなアプリで2つです。
・Google Play Music
・Spotify

この2つがあります。
ですが、利用できるのはどうやらスマホ有りきのコントローラー的な位置づけです。
出来れば、TicWatch Proに音楽を保存して、スマホを置いて外で走るなんてことが出来たらと思いましたが残念です。

(おまけ)TicWatchで使えるアクセサリもある

TicWatchを買う際に色々と調べてみるとベルト交換や保護ケースが売られていることを知りました。

筆者もせっかくなので保護ケース、そして文字盤のガラスフィルムを用意して装着しました。

ガラスフィルムは分かりませんが、保護ケースを付けると大分印象が変わりますね。
アウトドアウォッチみたいでカッコいいです。
ですが、せっかくシルバーを買ったのに隠れてしまうのは好みですね。
気分転換と運動時の保護用に活用していきたいと思います。


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SIKAI純正オリジナルTicWatch Pro保護ケース (ミッドナイトブルー)

全体としてはコスパ優れて優秀

今回、TicWatch Proの使用レポートをご紹介してまいりました。

筆者にとって初めてのスマートウォッチで使いこなせてない部分もあるかもしれませんが、個人的には満足しています。
スマートフォンからの通知機能確認、運動でも使えます。
そして見た目もシルバーで高級感もあり、カバーを付ければ印象も変えられるデザインの良さもあります。
これで約30,000円で買えます。

機能、見た目、コスパ、全体で見ても非常に満足いくアイテムです。

スマートウォッチをまだ試していない方、スポーツと兼用できるモデルを探されている方など。
多くの方にオススメ出来るTicWatch Proでした。


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